印象
文庫になっていたのでココ・シャネルの名言集を読んだ。
「ココ・シャネルの言葉」山口路子
だいわ文庫
戦時中の人で、モードの革命を起こした経緯と彼女の強烈な言葉が描かれていた。
『仕事のためには、すべてを犠牲にした。
恋でさえ犠牲にした。
仕事は私の命をむさぼり食った。』
彼女の言葉を読むと、自分を律しながら野心を持った孤高のビジネスウーマンという印象を受けた。
今でもそうそういないタイプだと思うが当時の女性の立場からすると目立つ存在だったんじゃないかと思う。
大変な人生の中で自分を曲げないその信念に敬服した。
この本を読んでから、他の人はどうやって今の仕事に就いたのか、何のきっかけでその職業を選んだのか、どうして続けていけるのか気になった。
ひきかえ、私は自分の身の置き方すら見えていない。
焦る気持ちはあるけれど、入院していた頃よりはまだマシだろうと自分を元気付けてみる。