餡とコーヒー

和菓子とコーヒーに癒されるひとりが書いています。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

天井

心理カウンセリングを学んでいた昨年のこと。 私は意欲をもって知識を得ようとしていた。講義ではノートをとり、先生の言葉を一語一句聞き取ろうとしていた。 新しい知識は興味深かった。先生は美人で溌剌としたカリスマ的な人だった。 実践クラスのある日、…

大暑

とても疲れた。 もう体が動かない。 悩む気力すらない。 落ちるように眠りにつく。

料理とロマン

料理には愛が要るって思うんです。 強いて言えば、愛が欠かせないんじゃないかって確信してます。 食べる人に? 作ってる自分に? 素材に? レシピに? 報酬のお金に? いえいえ、 ベクトルは何処に向いていたって 知ったこっちゃないのです。 その人次第な…

フィールド

至極当然な話だけど、 15歳の女の子がすぐにでも一般事務のOLになるのが無理なように、 40歳の女性がアイドル歌手を目指すのがどだい無理なように、 其々の本分があるのだ。 私はさっきまで違うフィールドで違う試合に出ていた。 走っても走っても、 罵られ…

細長い空

それは狭い領域かもしれない ただ、その向こうは果てしなく続いている。 高く遠いその長方形は、 私が息をつける領域で、 刻一刻と表情を変える美しい領域。 鳥や飛行機も登場したり、 燦然と輝く月や星を見つけられる。 ロケットや魔女の箒も良いけれど、 …

紅茶

本当はドトールだってセブンイレブンのコーヒーだっていい。 昼下がりの交差点近くにある マリアージュフレール。 いま、私1人の時間を過ごすために 来た。 これはかつて贅沢と咎められた行動なんです。 けどこれからは 私は私のために、 お茶を飲む場所を選…

咀嚼

自分のためにごはんを作っても大して意味がないと思っていた。むしろ無駄だとさえ思っていた。 誰かのために多少の気持ちを込めて作る事に意味があるのだと。 今夜1人いつものようにコンビニに向かう支度をしようと家の中を歩いている時に、 ふと2日前の出来…

湿気

私はO型のくせに、細かい事を気にする。 どれくらい細かい事かっていうと 役所型の接客をする、高慢な受付のアラをつき、怒り泣きさせる程度かもしれない。 または、とある会合で穏やかな初老の男性を本気で怒らせてしまう程の痛い指摘をしてしまった事もあ…

宝箱

私にはこれしかない 今まで選べると思っていたけど何となく分かっていたけど やっぱりそれは違ったらしい探す石はそこには無いのだ 小さじ一杯の勇気を加えて拡げることにする 原石だらけの私の宝箱を 磨くのはいつだって出来る