餡とコーヒー

和菓子とコーヒーに癒されるひとりが書いています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

クマたち。

今週のお題「今年買ってよかったもの」は、このスリッパです。 私の荒んだ日常をなんとも思わない表情の、このクマたち。 「ああーーもういやだ死にたい」とうつむいて頭を抱えると、このクマたちがぺろっと舌を出してるのが見えるんです。 このクマたちのギ…

幸せ

この世の中に幸せがあるとしたら それは人の心の中に、もうあるんだと思う。 思い描く夢や、人生の目標は掲げるもの。 何のことはない、夢を描いているその瞬間こそが幸せそのものなんじゃないかな。 例えば好きな人がいて、 明日のデートを楽しみにする時。…

Jamping

ポットの中で 上がったり下がったり 時々ぼーっとその様子を眺める。 それらは対流に翻弄されて 傍目からは優雅にゆらゆら 傍目からは何もしてないで 傍目からはただ流されてる でも、もしもだけど それら茶葉に 本当は意思があるとしたら。 結構もがき苦し…

朝ごはん

朝起きて台所に行くと、白いご飯が残っているのを見つけた。 何で食べようか、と冷蔵庫を開けて ベーコンの切れ端と、クリームチーズ、卵を取り出した。 そのまま丼に冷たいご飯とそれらを入れて、 レンジでチン。コショウと醤油をぶっかけて食べた。 そんな…

物語_町

ある場所で一定数、非日常的な毎日を強いられている区民がいます。 彼らは騒音にまみれた地域に住み、静寂な日々を何より求めていました。 大半の国民は、その気持ちが理解出来ませんでした。 一定数の区民たちは、解決策を求めて集ったり、何も言えず集まる…

好きなこと

今週のお題「私の癒やし」について、少し書きます。 私がひどく落ち込んで、再起不能なんじゃないかって 周りを騒がせたことがありました。 そんな時、このままではダメだと自ら奮起して 「日常を取り戻すことが大事!」とばかりに玄米を炊きました。 土鍋で…

気持ち

あなたは意外に思うかもしれない たしかに今の私は、息苦しいけれど。 だからこそ、気づけた事がたくさんあった。 ありがとうって皆んなに言いたい。 ありがとう。 あなたから一旦卒業ね。 本当に伝えたい気持ち、わかったよ。 大丈夫。きっと大丈夫。 みん…

まりっぺ

今週のお題「お弁当」について書こうと思います。 私は、昔あったようなお弁当屋さんが好きです。 実は母親の愛情たっぷりのお弁当は、子どもの時は苦手だった。 よく玉子焼きが甘過ぎるだの、おかずが少ないだの、文句をつけていた。 母親が「まりっぺ」と…

ここで発言(?ほとんどが愚痴だけれど) することで 餡は××信者だとか、△△党だとか 想像だけで、実際に言っちゃう人がいるかもしれないけど、 私は無宗教で支持政党はありません。 亡くなった父と母、先祖を思い、 考えを後悔して、それでも生きています。 最…

好き嫌い

あなたは、恋人の気持ちがわからなかったり、 仕事先で嫌な思いをしたり、 誰にも信用して貰えない事も あるかもしれない。 1人になってしまうかもしれないって思う時もあるのかな。 それは怖いかもしれないけれど、 あなたの事を 心から好きで心配してくれ…

麦茶ラテ

散歩をしていた東上野の商店街で そばがらの枕ほどもある麦茶の袋を見つけた。 それは無造作に、透明ビニール袋に入れられた挽いてない麦茶なんだけれど、 売っているのがお茶屋でなければ絶対に枕として購入を検討していただろう。 その量で400円という。 …

王子

いつか出会える白馬に乗った王子様なんて、 いるわけないじゃんね!! なーんて、声を大にして言いたい午後だ。 そんな夢に期待する人生なんてクソだ。 どうせ夢見るなら 王女になって白馬に乗ってみたいよ。

いつだったか、 こちらの岸から向こう岸まで泳ごうとして 溺れて渦に巻かれた。 やっとの事で戻りつくと後悔の波が追い打ちをかけてきたけれど、 ゆっくり見回せば、あたりは明るく穏やかな空気が流れている。 服が乾くのをじっと待つ。 クヨクヨしないこと…

明治生まれの祖母

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」について書きます。 私のお爺さんは、小さいころの私が入れそうなくらい大きな仏壇の中で、 白い髭を生やしてこっちを睨んでいる人だった。 お婆ちゃんは皺々の顔で背も丸まっていたけれど、しっかりした印象の…

頑張る?

私何でこんなに頑張ってるの? 背後から何も追ってこないのに。 わかってる。 わかってるから怖いんだ。 前にも後ろにも何もないのが怖いんだ私。

人生

単純なようで複雑。 複雑なようで単純だ。 それならできるだけ単純に考えられた方が楽だ。 究極なのは生と死。 どう生きるか、どう死んで行くか。 人生だの幸せだの、 恋だの愛だの、 出世だの金だの、 こどもだの大人だの、 とどのつまりはさっきのことでし…

失態

久し振りにパウンドケーキを焼いた。今までで一番成功率が高かったレシピ本を棚から引っ張り出した。 卵は室温に、バターは40℃に、粉はふるっておく、…と、まあお菓子の本らしく厳しいことが書かれている。 けれど、その通りに作った。(厳密に言うと粉ふる…

痛覚

今週のお題「カバンの中身」 初めてお題にのって書いてみます。 カバンの中身とのことですが、 さてお気に入りの革小物がある訳でも、きっちり書かれた手帳があるのでもない。 あるのは簡素化にしてはぺしゃんこ過ぎる財布、デオドラントスプレーや傷だらけ…

マッシュルーム

あゝ悔しい。 八百屋に置き忘れた1山180円のマッシュルーム。 牛乳とじゃがいもを買い、ポタージュスープにするんだと楽しみに家路を急いだのに。 電話をかけても虚しいFAX音が応答する。 あゝ悲しい。 そうだ今日は8月9日。マッシュルームを買おうと思った…

天井

心理カウンセリングを学んでいた昨年のこと。 私は意欲をもって知識を得ようとしていた。講義ではノートをとり、先生の言葉を一語一句聞き取ろうとしていた。 新しい知識は興味深かった。先生は美人で溌剌としたカリスマ的な人だった。 実践クラスのある日、…

大暑

とても疲れた。 もう体が動かない。 悩む気力すらない。 落ちるように眠りにつく。

料理とロマン

料理には愛が要るって思うんです。 強いて言えば、愛が欠かせないんじゃないかって確信してます。 食べる人に? 作ってる自分に? 素材に? レシピに? 報酬のお金に? いえいえ、 ベクトルは何処に向いていたって 知ったこっちゃないのです。 その人次第な…

フィールド

至極当然な話だけど、 15歳の女の子がすぐにでも一般事務のOLになるのが無理なように、 40歳の女性がアイドル歌手を目指すのがどだい無理なように、 其々の本分があるのだ。 私はさっきまで違うフィールドで違う試合に出ていた。 走っても走っても、 罵られ…

細長い空

それは狭い領域かもしれない ただ、その向こうは果てしなく続いている。 高く遠いその長方形は、 私が息をつける領域で、 刻一刻と表情を変える美しい領域。 鳥や飛行機も登場したり、 燦然と輝く月や星を見つけられる。 ロケットや魔女の箒も良いけれど、 …

紅茶

本当はドトールだってセブンイレブンのコーヒーだっていい。 昼下がりの交差点近くにある マリアージュフレール。 いま、私1人の時間を過ごすために 来た。 これはかつて贅沢と咎められた行動なんです。 けどこれからは 私は私のために、 お茶を飲む場所を選…

咀嚼

自分のためにごはんを作っても大して意味がないと思っていた。むしろ無駄だとさえ思っていた。 誰かのために多少の気持ちを込めて作る事に意味があるのだと。 今夜1人いつものようにコンビニに向かう支度をしようと家の中を歩いている時に、 ふと2日前の出来…

湿気

私はO型のくせに、細かい事を気にする。 どれくらい細かい事かっていうと 役所型の接客をする、高慢な受付のアラをつき、怒り泣きさせる程度かもしれない。 または、とある会合で穏やかな初老の男性を本気で怒らせてしまう程の痛い指摘をしてしまった事もあ…

宝箱

私にはこれしかない 今まで選べると思っていたけど何となく分かっていたけど やっぱりそれは違ったらしい探す石はそこには無いのだ 小さじ一杯の勇気を加えて拡げることにする 原石だらけの私の宝箱を 磨くのはいつだって出来る

女友達

久しぶりに会った友人を家に泊めた。 このコはバイトの同期で、初め会った時から強引でやけに人を型にはめる話ぶりが嫌だった。 でも、あとで気づいた。 いつも明るく感情豊かで素直な性格に、休憩時間のたびに癒されていたんだ、と。それから見る目が変わっ…

鳶の人

真向かいの工事現場で鉄骨建て方が始まった。 今日も鳶職の方々が意気揚々と仕事されてる。 それなりの機械音がしたり衝突音やけたたましい笑い声が聞こえてくると、頭を抱えたくなる。 ここで住人の怒りの矛先は、笑い声に向かうのが容易だ。 理由は機械音…