餡とコーヒー

和菓子とコーヒーに癒されるひとりが書いています。

物語_町

ある場所で一定数、非日常的な毎日を強いられている区民がいます。

 

彼らは騒音にまみれた地域に住み、静寂な日々を何より求めていました。

 

大半の国民は、その気持ちが理解出来ませんでした。

 

一定数の区民たちは、解決策を求めて集ったり、何も言えず集まることも出来ずにいたり、

家族に守られていたり、少しずつ移動したり、それぞれが毎日を耐えて生きていました。

解決方法が見つからず命を落とす人もいました。

 

その場所では平穏で静寂な日々を願うことは、難しいのかもしれません。

 

何故ならその場所は、

大きな大きな…例えば山手線がすっぽり入るくらいの巨大なショッピングモールの中に存在する区だったからです。