餡とコーヒー

和菓子とコーヒーに癒されるひとりが書いています。

水割り

地元のカラオケスナックで、いつもの日本酒からウイスキーの水割りにしました。

 


薄くすれば飲めるので、はじめは

「美味しいなあ~」とほろ酔いで楽しんでいました。

 


お店がだんだん混んできて、常連さんもオールスター揃い踏みという金曜日です。

 


曲の順番を待つにつれて時間も遅くなりました。

 


手持ち無沙汰で水割りに手を伸ばす回数が増えました。

 


日付が変わる頃には、

お客さん同士で話し込む人と、団体さん、泥酔してからみながら歌う人たち、歌がプロ級に上手い人、明日を気にしつつ帰り支度をする人などいろいろな人間模様があり、それを眺めていました。

 


そして私が入れた中島みゆきの「時代」がきました。

 


あれれ?

声が出ない、裏声のまま。

 


テンポが追いつかない。

 


なんと酔い過ぎで歌のリズムに間に合わなくなってしまっていました。

 


せっかくの名曲なのに、ガイド音と輪唱のようにずれ、フラフラで終えることとなりました。

 


それなのに気持ちは歌う気満々なのが酔ったお調子者、私の悪いところ。

 


その後に絢香の「三日月」をオール裏声で歌ってしまいました。

 


下手だと常連の方に笑って言われたものの、おどけてかわしつつ内心へこみました。

 


お酒が入ると声が出る説は、水割りの場合はまだ調子がつかめないらしいです。