餡とコーヒー

和菓子とコーヒーに癒されるひとりが書いています。

23区

思えばこの土地でたくさんの場所をあの人と歩いた。

 

笑いながら早歩きした道、
昔話を呟くのを聞いてもらった道、
辺りを見ながらぶらぶらした道、
お互いの感性のぶつかり合いを試した道、
ハマった漫画に共感した道、

 

何故か今いくらでも思い出せる。
まるで封印されていたシールが外れたかのように。

 

久しぶりに連絡をした。
同じように励ましてくれたあの人は今、どんな風に歩いているんだろう。