2017-09-17 川 詩 いつだったか、 こちらの岸から向こう岸まで泳ごうとして 溺れて渦に巻かれた。 やっとの事で戻りつくと後悔の波が追い打ちをかけてきたけれど、 ゆっくり見回せば、あたりは明るく穏やかな空気が流れている。 服が乾くのをじっと待つ。 クヨクヨしないこと。 たとえ晴れじゃなく、雨でも風でも雪だったとしても それはどこも同じように等しくあるのだから。