餡とコーヒー

和菓子とコーヒーに癒されるひとりが書いています。

映画

私の中で息絶えそうになっていた、メディアから吸収する欲求を呼び起こそうと映画を観に行った。

 

大層な物言いだけれど、簡単に言うと 映画を観に行こうと思い立ったのだ。

 

選んだのは「ラ・ラ・ランド」。

何のことはない、新宿のゴジラそびえ立つシネコン内の一席で、私は涙を堪えるのに必死だった。

 

意外に思うのか、共感してくれるのか

このブログを読んでくれた人の反応は全く想像できないので、勝手に感想を書く。

 

私は随所で揺さぶられた。

ミュージカル特有の高揚感、

登場人物への感情移入、

自分の人生と重ねた時に喚起された何かの感覚、

人生の複雑さ、

ロマンチシズム、理想と現実、

成功と現実、

ついでにジャズへの愛情

色んなものを感じとった。

 

スクリーンの隅々、

ピアノの一音からも感じ取った。

 

それは、私の小さい器から涙となって溢れ出た。

 

それだけだ。

 

この映画はアカデミー賞を取り損ねたと言われているが、

私はアカデミー賞向きではないと思う。

 

何故なら、

上手く言えないけれど

そう…ジャズが万人向けでない事と、

同じ理由だからかもしれない。