餡とコーヒー

和菓子とコーヒーに癒されるひとりが書いています。

オバさんの自覚

20代、30代と自分より若い年代の人と、同じ土俵に立ってはならない。

 

容姿の話だ。

 

ある日電車に乗りながら思った。

私の座席にのしかかるようにしてスマホを弄る高校生がいた。

その間、私はその女子の腕を見ていた。

かつての自分にもあったその肌質は、現在の私には眩しい肌だった。

 

この時、私は痛切に…老いを自覚した。

 

美しく年を重ねたい。

若く見られたい。

いつまでたっても綺麗でいたい。

 

よく巷でも言われる願望だ。

私も密かに持っている。

ただしこの日まで現実味はなかった。

せいぜい「痩せなきゃな」くらいだった。

 

けれど、間違いのない自分の老いを自覚すると

この願望が違って見えてくる。

そう、現実感とともに努力の必要性が出てきてしまうのだ。

ほうれい線、シミ、シワ、たるみ、クマ…

 

願望が強迫観念に取って代わる瞬間に、

ここでまたハッとなった。

 

一体 何に抗っているのか、私は。

自分に?年月に?重力に?

 

オバさんと言われることが屈辱な年代は、とうに過ぎた。

もう見まごう事なきオバさんなのだ。

40代とはそういう年だ。

 

以外と、こういった自覚が大切なのかもしれない。

自覚してればイチイチ傷つく事もない。

 

もちろん誰からも美しく見られたいならば、

抗うのが正解。

どんどんアンチエイジングした方がいい。

実際にキレイな高齢者はそーゆう努力を地道にしてるんだと思う。

 

よし、それならキレイなオバさんを目指そうじゃないの。

オバさんに見えるけれど、キレイな人。これでいい。

 

そのための努力なら無理がないと、思う。

 

結局、明るく前向きに落ち着いた。

 

不屈の精神

美への探究

深まるプライド

 

こうやって女性はどんどん図太くなってゆくのだろうか…。